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令和7年度採用試験に注意(地方でSPI導入多数)

2025年度(令和7年度)の採用試験に注意してください。

公務員試験は年々早まる傾向にあり、地方公務員では通常の6月の試験とは別に、「早期枠」として、3月~4月に試験を実施する自治体が増えています。令和7年度から変更になる自治体もありますので、早めにホームページ等で確認してください。

多くの自治体は4月に試験を行います。申込は3月になりますのでご注意ください。

「早期枠」が設定されていれば、試験内容は「教養試験」に替えて、民間採用試験で利用される「SPI3」が使用されるところが多いです。

「SPI3」はペーパー方式とテストセンター方式があります。ペーパー方式は試験日が決まっていて、今までの公務員試験のように会場に出向いて受験します。テストセンター方式は、一定の期間内に指定された特定の場所でパソコンを使って受験する形式となります。

「SPI3」は公務員試験の「数的推理」「判断推理」を簡単にしたもので、SPI独特の問題も含まれます。難易度は高くないので、公務員試験よりも簡単な試験です。ただ、全く対策を打っていないと制限時間内には解けませんので、必ずどんな問題が出るか、どう解けば良いのかを学習した上で試験に臨んでください。

募集要項には、「特別な対策は必要ない」とありますが、初見で解ける問題ではないので、SPIの対策は絶対必要です。Web講座などで解法を学んでおきましょう。